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プロフィール




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音楽家の両親のもと横浜に生まれる。
幼少期よりピアノを始め、14歳より桑島すみれ氏に師事しハープを始める。

1983年東京芸術大学卒業。1985年同大学院修了。
在学中より演奏活動を始めていたが、1986年から1年間、ローザンヌ音楽院に留学、シャンタル・マテュー氏に師事。卒業時にローザンヌ室内管弦楽団と協演。
帰国後もソロ、アンサンブル、オーケストラ、スタジオ録音など幅広い場での演奏活動の傍ら、吉野篤子氏に師事、また、L.ラスキーヌ、S.マクドナルド、M.C.ジャメ、S.ミルドニアン等世界的なハーピストの指導を受ける。

1987年から2015年にかけて、王子ホールなど東京で7回のリサイタルを開催。
「響きのオアシス」のタイトルによるコンサートシリーズは2004年に第2回目を迎えた。
オーケストラのソリストとしては、日本フィル、神奈川フィル、仙台フィル、新ヴィヴァルディ合奏団、ウィーン・モーツァルト室内オーケストラ、N響団友オーケストラ、横浜みなとみらいホールジルベスターオーケストラ、などと協演。ヘンデル、モーツァルト、ドビュッシーの協奏曲には定評がある。

1991年、第3回「日本ハープ・コンクール」プロフェッショナル部門第2位入賞。

クラシックジャンルでのオーソドクスな活動の傍ら、 羽田健太郎氏とテレビ朝日「ニュ_スステーション」「題名のない音楽会」、NHK「テントdeセッション」「歌謡コンサート」に登場の他、コンサート、レコーディングでも多数共演、 オカリナの宗次郎氏とのレコーディングやLIVEのサポートも数多く行う。 スタジオミュージシャンとしても数えきれないほどの録音に参加しているが、近年は、大野雄二、小西康陽、瀬川英史、高木正勝、宗次郎、和田薫、山下康介、大島ミチル、沢田完、千住明、四家卯大、Eric Miyashoro、ハラダタカシ、各氏といった音楽クリエイターからの信頼も厚く、数多くの録音やライブに参加。2018年10月、チェロ奏者の四家卯大が率いる53名のオーケストラの一員として、ONE OK ROCK with Orchestra Japan Tour 2018 に参加した。

クロスオーバーな演奏&録音キャリアから培った独自の感性を発展させ、多重録音やエレクトロニクスを駆使した新しい演奏形態や作品の創造にも取り組む。CDアルバムは、97年「Soft & Mild ”Southern Cross“」(バン ダイミュージック)ではシンセサイザーを多用、全作自作自演による星にちなんだタイトル作品8曲を収録。2002年「ハープが奏でる幻想のケルト・アイリッシュミュージック」(キティMME/ユニバーサルミュージック)では、各種ハープによる多重録音を駆使した新境地を開拓。代表作品「時のない館」「天空の聖歌隊」はiTunes等ダウンロードサイトのロングセラーとなっている。CDはクラシック以外に分類され、ユニバーサル邦楽アーチストINDEXのさ行「西城秀樹」と「坂本ちゃん」の間に名を連ねる稀有なハーピストとなる(当時)。以後2004年「ララバイ」(フォンテック:チェロ斎藤鶴吉とのデュオ盤)、2009年自作曲集「星空のプロムナード」(イグレックレコード)、これらで発表された自作曲も好評を博す。2008年日本現代音楽協会「現代の音楽展」“フュージョンフェスタ”に出演。千葉市科学館プラネタリウム、横浜市杉田劇場での、小規模音響システムを融合したライブシリーズは、人気を博した。2016年、エレクトリックハープ奏者のSANAEとデュオを結成、今後の発展が期待される。

活動の二つの柱、「正統クラシック」と「我流のスタイル」を確認するがごとく、2009年、クラシックソロアルバム「泉〜ハープ小品集」、自作曲集「星空のプロムナード」を、自らのレーベルイグレックレコードより同時発表。信じる音楽、信じる音、信じる録音、を自らのBurgundy Studioより発信している。

横浜みなとみらいホールジルヴェスターコンサートに出演、特に21世紀へのハイライトシーンでフルート/工藤重典氏、ヴァイオリン/海野義雄氏&チェロ/堤剛氏と共演。 2008〜9年、フランスのP.ジグマノフスキ(Pf)の室内楽グループと共演、特にR.ドガレイユ(Vl)とのデュオは絶賛を博す。このほか2013年、Trio MSFを結成、公演を行う。

これまでの主な共演者は、フルート/小出信也、山形由美、圓城三花、R.コヴァーチ、J.フェランディス、G.ベアー、植村泰一、工藤重典、山田恵美子、赤木りえ、高木綾子、平山恵、ヴァイオリン/R.ドガレイユ、海野義雄、徳永二男、水野佐知香、永峰高志、沼田園子、斎藤ネコ、石田泰尚、谷裕美、ヴィオラ/百武由紀、白尾偕子、井戸柄里、チェロ/堤剛、齋藤鶴吉、花崎薫、藤森亮一、コントラバス/齋藤順、ピアノ/羽田健太郎、P.ジグマノフスキ、岡崎ゆみ、ソプラノ/佐藤しのぶ、オンドマルトノ/ハラダタカシ、オカリナ/宗次郎、シンガーソングライター/来生たかお、遊佐未森、など。

最古のグランド・ハープ(フランス/エラール社、1830年頃制作)から最新のエレクトリックハープ「ブルー」、また正倉院復元楽器『箜篌』(くご)の収集および演奏に取り組み、2002年「東大寺大仏開眼1250年奉納演奏」 などに於いてインパクトのある演奏とステージを披露した。2006年「箜篌KUGOまぼろしの和のハープ」(イグレックレコード)をリリース。

2008〜10年横浜みなとみらいホールで開催の、祭典的コンサートシリーズ「ハープの未来」を企画主宰、ハープ音楽の普及にも力を入れる。有望な若手の演奏を集めたCD「翔く若手ハーピスト」のプロデュースを行い、イグレックレコ―ドから出版。

ユニークで多彩な演奏のキャリアをもとに、親しみやすい切り口での、質の高いコンサートづくりを心掛け、ジャンルをとりはらった感覚の独自の道を追求し第一線で活躍する実力派として高い評価を得ている。


1997年、(社)日本青年会議所よりTOYP大賞受賞。

日本ハープ協会理事。2002年、2009年、2016年、日本ハープコンクール審査員。2018年、2019年、全日本高等学校選抜吹奏楽大会審査員。 横浜音楽文化協会会員。 JASRAC(日本音楽著作権協会)会員。 日本ソムリエ協会公認「ワインエキスパート」。 実用フランス語技能検定3級。